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薙が考えた事を考えもせずにつづるところです。
演劇の恐怖におびえる夢

薙は看護学校にいた。



そこで、行事によってある演劇を行うことになっていた。
そしてその演劇が行われる当日のホームルームという状況になって
薙は演劇の台本を喪失しており、どんな演技が必要なのか、そもそも
薙は何の役をやることになっていたのかすら知らないことに気が付いた
(演劇のことをその時初めて知ったのではなく、演劇が行われること
自体は知っていたが、その演劇に向けての練習を全くしてなかった)。

なんとなく端役であるということはおぼろげに覚えていたが、
だからと言って何の役でいつ登場するのかすら知らないままでは
話にならないと思い、委員長にこっそり「ちょっと誰か演劇の
薙の役を代わりにしてくれる人はいないか」と相談しにいったが、
委員長は「それなら薙さんはPさんと役を交代したら」と言ってきた。
Pさんは人前に出ることが得意ではないのに主役を任され、
プレッシャーを感じていたらしい。
薙はそれを辞退して、状況は振り出しに戻った。

薙たちが行う演劇の前に、幼稚園児たちによる演劇が行われた。
薙たち看護学生は、それらの演劇を補助する役目をしていた。
薙もその補助の1つを割り当てられていて、アドリブでなんとか
やりきったものの、結局何もできず台本を一目見ることすら
できないままに本番を待つのみとなってしまった。

そのとき薙は舞台裏で思ったのだ。
薙は、ただ嫌なことや面倒なことから目を背け続け逃げ続けて
きただけなのだと。そうして、避けがたい困難に直面した時、
自分ではどうすることもできず、誰かが助けてくれることを
願ってただ右往左往するしかできないのだと。

それから…おわり。


なんかしばしば思うことだけど、薙が看護学校時代を舞台にした
夢を見る時というのは、たいていその内容がろくでもない。
思うに薙がそれだけ看護学校時代の記憶をトラウマだと
認識しているのだと思う。
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