こういった、しっとり暗いインディーズゲームが好きすぎるんだよな…
なお、この思想はネタバレを自重していません。作者いわく
なお、この思想はネタバレを自重していません。作者いわく
> 私たちが配信者の皆さんに守っていただきたいことは、ただひとつ。
>
> 『サムネイルでストーリー後半部分のネタバレをしない』
> 『ギャラリーモードを公開してネタバレをしない』
>
> 上記二点さえ守っていただければご自由にどうぞ!
とのことなので、ググった時にパッとネタバレが目に入ってしまうのを
避けていれば大丈夫なのでしょう。
ところで「ただひとつ」と言いながら2つあるのは大丈夫なんですかね…
ただ、できることなら薙のつたない文章で「ファミレス」をプレイした時の
感動を削ぎ落してしまうくらいなら、その前にプレーしてほしいと思います。
Steam版、Switch版はそれぞれ1,500円。
しかも、こちらのページから、なんと無料でプレーできます!
無料!いいですね……
とくにログイン等は必要ありません。1周クリアまで2~3時間程度です。
Steam/Switch版は会話の内容やクリア後特典などが追加されています。
とのことなので、ググった時にパッとネタバレが目に入ってしまうのを
避けていれば大丈夫なのでしょう。
ところで「ただひとつ」と言いながら2つあるのは大丈夫なんですかね…
ただ、できることなら薙のつたない文章で「ファミレス」をプレイした時の
感動を削ぎ落してしまうくらいなら、その前にプレーしてほしいと思います。
Steam版、Switch版はそれぞれ1,500円。
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とくにログイン等は必要ありません。1周クリアまで2~3時間程度です。
Steam/Switch版は会話の内容やクリア後特典などが追加されています。
薙としてはツェネズちゃんが気に入ったので、
ツェネズちゃんにまつわる感想が多く思い浮かびますね~
慌てた時の「あえっ」という口癖や、「雑談しよう」を選んだ時の
「わかりました……
・・・・・・あっ、わ、わたしが話すのですか!?」
という反応がとてもかわいい。
彼女の発言を紐解いていくとかなり伏線が張られていることが分かる。
ムーンパレスに来る前のツェネズについて尋ねると
「どんなに隙間を塞いだりセキュリティを強化しても空き部屋があると
狡猾な獣が侵入して荒らしてしまう屋敷の管理人」を名乗る。
この時点で「本当か?」という疑問が湧いてくる。
また、ツェネズに「セロニカについて」を尋ねると
「なにかを追及されているというか責められている気がしてくる」
という内容の感想を述べるが、クリア後に聞けば重要な伏線である
ことがわかる。ツェネズは現状、罪を犯しかねないギリギリの状況
であり、そこに(記憶を失ったとはいえ)処刑人であるセロニカが
やってきているのだから、恐怖を感じるのは当然のことと言える。
それと、やはり誰もが記憶に残っているであろう「間違い探し」。
これは暇を持て余した主人公があっちこっちにふらふらしては
手当たり次第に雑談を持ちかけ、もはや話すこともなくて暇だと
途方に暮れたところツェネズちゃんがドアの下からそっと差し出して
くれるものなのですが…
これ、後から考えると地球人に渡しちゃいけないやつなんじゃ?
内容を見るにどう考えても地球のものではないし、ましてや跋文には
(怪文書のような文体になっているとはいえ)本作の核心に迫る
内容が書かれている。
渡してはいけないものだというのを忘れていたのか、それとも
渡してはいけないものだということに気が付いていなかったのか
分からないけど、渡した後も「間違い探し…やってみてください…」と
勧めてくるので、たぶん本人は普通の間違い探しだと思って
特に問題意識もないまま渡してしまったのだと思われる。
いずれにせよ、本当は渡しちゃマズそうなものなのに
主人公が暇で困っているみたいだからと善意で本を渡してしまうのは
かわいい以外の何物でもない。
このゲームは「永遠の時間が流れる深夜のファミレスを
受け入れ怠惰に過ごす者たちとゆるやかに関わり合っていく」という、
「静けさ」と「透明感」が強いゲームなんだけど、その一見薄味そうな
内容に反して中身が凄く「濃い」んだよな…
そして不思議と「仲の良い女の子ペア」が多く登場する
(ガラスパンとラテラと主人公、スパイクとクライン、ツェネズと46番)
ので、「甘み成分」もちょっと含まれている。
この「仲の良い女の子ペア」の存在を、作者であるおいし水氏が
意識して入れたのか結果としてそうなっただけなのか分からないけど
(処女作である「湖」の主人公も全員女性に見えるし、女性が
登場するゲームを作るのが好きそうではある…)、
いずれにせよ、この甘み成分がイイ感じのスパイスになってるのは
間違いない。
ところでどうでもいいけど、この「仲の良い女の子ペア」のことを
指す言葉を薙は「百合」しか知らなかったのだけれど、この作品を
通して「女女」というジャンルがあることを知りました。
でもスパイクとクラインは愛し合ってることが明確になっているので
百合だと思う。
薙はこの作品から「濃厚なバニラアイスクリーム」を想起しました。
すぐ食べ終わってしまうけれど、食べたことにとても満足できる。
そういう作品です。
ツェネズちゃんにまつわる感想が多く思い浮かびますね~
慌てた時の「あえっ」という口癖や、「雑談しよう」を選んだ時の
「わかりました……
・・・・・・あっ、わ、わたしが話すのですか!?」
という反応がとてもかわいい。
彼女の発言を紐解いていくとかなり伏線が張られていることが分かる。
ムーンパレスに来る前のツェネズについて尋ねると
「どんなに隙間を塞いだりセキュリティを強化しても空き部屋があると
狡猾な獣が侵入して荒らしてしまう屋敷の管理人」を名乗る。
この時点で「本当か?」という疑問が湧いてくる。
また、ツェネズに「セロニカについて」を尋ねると
「なにかを追及されているというか責められている気がしてくる」
という内容の感想を述べるが、クリア後に聞けば重要な伏線である
ことがわかる。ツェネズは現状、罪を犯しかねないギリギリの状況
であり、そこに(記憶を失ったとはいえ)処刑人であるセロニカが
やってきているのだから、恐怖を感じるのは当然のことと言える。
それと、やはり誰もが記憶に残っているであろう「間違い探し」。
これは暇を持て余した主人公があっちこっちにふらふらしては
手当たり次第に雑談を持ちかけ、もはや話すこともなくて暇だと
途方に暮れたところツェネズちゃんがドアの下からそっと差し出して
くれるものなのですが…
これ、後から考えると地球人に渡しちゃいけないやつなんじゃ?
内容を見るにどう考えても地球のものではないし、ましてや跋文には
(怪文書のような文体になっているとはいえ)本作の核心に迫る
内容が書かれている。
渡してはいけないものだというのを忘れていたのか、それとも
渡してはいけないものだということに気が付いていなかったのか
分からないけど、渡した後も「間違い探し…やってみてください…」と
勧めてくるので、たぶん本人は普通の間違い探しだと思って
特に問題意識もないまま渡してしまったのだと思われる。
いずれにせよ、本当は渡しちゃマズそうなものなのに
主人公が暇で困っているみたいだからと善意で本を渡してしまうのは
かわいい以外の何物でもない。
このゲームは「永遠の時間が流れる深夜のファミレスを
受け入れ怠惰に過ごす者たちとゆるやかに関わり合っていく」という、
「静けさ」と「透明感」が強いゲームなんだけど、その一見薄味そうな
内容に反して中身が凄く「濃い」んだよな…
そして不思議と「仲の良い女の子ペア」が多く登場する
(ガラスパンとラテラと主人公、スパイクとクライン、ツェネズと46番)
ので、「甘み成分」もちょっと含まれている。
この「仲の良い女の子ペア」の存在を、作者であるおいし水氏が
意識して入れたのか結果としてそうなっただけなのか分からないけど
(処女作である「湖」の主人公も全員女性に見えるし、女性が
登場するゲームを作るのが好きそうではある…)、
いずれにせよ、この甘み成分がイイ感じのスパイスになってるのは
間違いない。
ところでどうでもいいけど、この「仲の良い女の子ペア」のことを
指す言葉を薙は「百合」しか知らなかったのだけれど、この作品を
通して「女女」というジャンルがあることを知りました。
でもスパイクとクラインは愛し合ってることが明確になっているので
百合だと思う。
薙はこの作品から「濃厚なバニラアイスクリーム」を想起しました。
すぐ食べ終わってしまうけれど、食べたことにとても満足できる。
そういう作品です。
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